脂漏症

皮膚から脂が異常に分泌され脂っぽくなったり、逆にかさついてフケが多く出たりする病気です。

症状

体臭が強くなり、胸や背中、耳の中などがべとついて脂っぽくなる(油性脂漏症)と、
皮膚がひどく乾燥し、フケが増える(乾性脂漏症)の2つがあります。症状が進むと痒みも出て、発疹や脱毛などの症状がみられることもあります。

原因

正常なら3週間ほどかかる皮膚の角質化が非常に早いサイクルになり、皮膚が脂漏化します。皮膚の潤いに重要な皮脂腺に異常が起きて発症する事もあります。

ホルモンの異常や栄養の偏り(脂肪分が多すぎたり、少なすぎたりする食事)、皮膚寄生虫や細菌感染、アレルギーなど、別の皮膚病から二次的に引き起こされることもあります。

治療

何らかの病気が原因となっている場合は、もとの病気の治療をします。油性の場合には、抗脂漏シャンプーでの薬浴が効果的です。患部周囲の毛を刈り、薬浴後、患部に抗生物質の軟膏を塗ります。

症状がひどい場合は、抗生物質の飲み薬も同時に投与します。ただし、過度のシャンプーは逆に症状を悪化させることがありますので、週2回以上の薬浴はさけたほうがよいでしょう。

皮膚が乾燥し、フケがひどいときには、一般にビタミンA製剤や亜鉛製剤が投与されます。

また、保湿のために皮膚軟化リンスを使う場合もあります。ホルモンの分泌異常が原因の場合には、ホルモン剤を与えたり、皮膚の炎症・痒みがひどい時は、それに対する対症療法を行います。

治療が遅れると悪化して、長期の治療が必要なので早期発見が重要です。

予防

日ごろから食事の栄養バランスに気を配り、皮膚を清潔に保つようにします。

★かかりやすい犬種★

パグ、ブルドッグ、シーズー、ビーグル、ウエスティ、バッセットハウンド、ジャーマンシェパード、コッカースパニエルなど。