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クッシング症候群

クッシング症候群は、内分泌系疾患の1つで「副腎皮質機能亢進症」とも呼ばれます。
副腎皮質から分泌されるホルモンのうち、糖の代謝を助けるホルモンが過剰に分泌されて、様々な症状が引き起こされる病気です。

 

症状

水を多量に飲むようになり、尿の回数や量が増える、食欲が増し、たくさん食べるようになるのに痩せてくる、毛が乾いてつやが無くなり、全体的に毛がうすくなる、体の両側左右対称に脱毛が起こったり、皮膚が黒ずんだり、脂っぽくなるなどの症状が見られます。

また、筋肉が脱力・萎縮するため腹部が垂れさがり、脚力が弱くなります。病気が進行してくると、元気がなく眠ってばかりといった症状も見られるようになります。免疫力が低下し、様々な感染症(皮膚炎、膀胱炎等)にかかりやすくなります。糖尿病を併発することがあり、放置すれば命に関わります。

原因

クッシング症候群は、脳下垂体や副腎皮質にできた腫瘍により、副腎から体内で糖や脂質、タンパク質、ミネラルなどの物質の代謝を調節するステロイドホルモンが過剰に分泌されることが原因で起こります。

また、アトピー性皮膚炎などの症状を抑えるため長期間または大量のステロイド剤を使用した場合、何かの事情で突然投薬をやめてしまうと、副作用として医原性のクッシング症候群を引き起こす場合があります。

治療

医原性の場合は、徐々に副腎皮質ホルモンを休薬するようにします。それ以外の場合は、下垂体や副腎の状態を検査し、腫瘍化していた場合は薬物療法あるいは手術など、症状に見合った治療を行います。

予防

クッシング症候群の予防方法はないため、早期発見・早期治療が大切です。

★かかりやすい犬種★

7歳以上の犬に多く見られます。ダックスフンド、プードル、ポメラニアン、ボストン・テリア、ボクサーなどが、かかりやすいようです。