読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

股関節形成不全

骨盤のくぼみと大腿骨の頭部がうまくはまらず、関節が完全にはずれたり、
はずれそうな状態になっている事を股関節形成不全といいます。
大型犬によく見られる病気で、小型犬や中型犬での発症はまれです。

 

症状

腰を振るように歩く、足を痛がる、足を引きずる、運動を嫌がる、などの症状が現れます。また、階段の昇り降りを嫌う、散歩の途中で座り込む、走る時に両後ろ足で同時に地面を蹴る、座り方がおかしいなどの様子も見られます。早ければ、生後4ヵ月~1歳までに症状が現れます。成長期に骨格が急成長すると、骨と筋肉のバランスがとれず、関節の緩みが生じて関節炎となり、痛みを感じるようです。1歳半ぐらいになると骨格の成長が落ち着き、関節が安定化します。これにより症状が消失する事がありますが、完治したわけではなく、レントゲンでは異常が認められます。

原因

股関節形成不全の原因の7割は、骨の発育に異常がある遺伝的要因、3割が肥満や激しい運動といった環境的な要因といわれています。股関節形成不全に罹患した犬では、93%が両側の股関節に異常が現れます。

治療

治療方法としては、内科的治療と外科的治療があり、犬の年齢、体重、症状などを考慮の上、治療方法を選択します。若齢で症状が軽い場合には、運動を制限し体重を管理しながら、鎮痛剤や抗炎症剤などで痛みを緩和し、関節炎の進行を抑えます。症状が重く、薬による効果が期待できない場合は、骨を切除し関節の整形手術を行う事もあります。

予防

股関節形成不全の予防には、食事管理が大切です。肥満を防ぎ、また、激しい運動もなるべく避けましょう。

★かかりやすい犬種★

シェパード、ゴールデン・レトリーバー、ラブラドール・レトリーバー、バーニーズ・マウンテン、ニューファンドランド、ロット・ワイラー、セント・バーナード、グレート・ピレニーズ、シベリアン・ハスキーなどの大型犬。