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伝染性肝炎

犬伝染性肝炎とは、犬アデノウイルス1型(CAV-1)というウイルスの感染によって、おもに肝臓の炎症(肝炎)が起こる病気です。

 

症状 

犬伝染性肝炎の程度は軽いものから重いものまで様々で、重症の場合は命に関わることがあります。

<重症型>

一週間程度の潜伏期間を経て、40 ~41℃の高熱が数日続く。その後、食欲がなくなり、嘔吐や下痢を起こし、扁桃の腫れ、口の粘膜が充血し点状に出血したり、瞼・頭・体のむくみなどが現れます。このような状態が一週間ほど続いた後、治癒にむかいます。回復期には目の角膜が濁り、青みがかって見えることがあります。急性肝炎を併発した場合、多くは1~3日以内に死亡します。

<軽症型>

微熱、鼻水、下痢、嘔吐など

<無症状型>

何の症状も現さない。

原因

犬伝染性肝炎は、犬アデノウイルス1型に感染することで発症します。ウイルスは感染犬の涙や鼻水、唾液、尿、便などすべてに含まれ、これらを舐めたり、汚染された食器を使用することで感染します。ウイルスは扁桃からリンパ組織へ侵入し、その後血液に入って全身に広がります。

治療

ウイルスに対する有効な治療薬はないため、肝臓の働きを回復させる治療を行います。ダメージを受けた肝臓の細胞が再生されるまで、点滴や輸血、ビタミン剤の投与、食事療法を行います。また、細菌による肺炎や腎炎といった二次感染を防ぐため抗生剤の投与が行われることもあります。家庭では安静を保ち、食事を良質なたんぱく質で脂肪分の少ないものにして吐き気がある場合は無理に食べさせないようにします。

予防

犬伝染性肝炎の予防には、ワクチン接種が有効です。犬を飼い始めたら、適切なワクチンの接種時期や回数について動物病院と相談しましょう。また、成犬や老犬になってからも、年に1度のワクチン接種を行いましょう。