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疥癬症

ヒゼンダニが皮膚の表面に穴を掘って寄生することによって生じる皮膚疾患で、激しい痒みを起こします。

 

症状

季節に関係なく発生します。頭部や腹部から発症することが多いようです。疥癬の特徴はその痒み。夜も昼もなく掻きむしるので、飼い主さんはすぐに気付きます。感染した場所は、脱毛、紅斑 ( こうはん )、丘疹 ( きゅうしん )、痂皮 ( かひ )、色素沈着などがみられます。あまりの痒さから掻き壊して皮が剥けたり、体重が減ることもあります。症状が進行すると、全身に皮膚炎が拡がります。

※ 紅斑 皮膚の変色部分や表面は盛り上がらず、正常な皮膚との境目がハッキリとしている赤い発疹のこと。

※ 丘疹 皮膚の表面が半球状、円錐状 ( えんすいじょう ) または扁平状に盛り上がっている状態。大豆ぐらいの大きさまでの硬い小さな発疹のこと。

※ 痂皮 カサブタのこと。膿や血液、漿液が乾燥して付着した状態。

原因

ヒゼンダニが皮膚の柔らかい部分、肘や踵、耳の先端などを狙って入り込み、疥癬トンネルと呼ばれる穴を掘りながら、卵を少しずつ、時間をかけて産み落としていきます。卵が孵化すると、幼虫は外に出てきて、成長、交尾を繰り返すことで症状が起こります。トンネルを掘る時に出すダニの分泌物に対する過敏症が、疥癬の主な原因といわれています。

治療

確定診断はダニを見つける事。ダニが見つかれば、駆除薬を投与します。あわせて薬用シャンプーによる薬浴も行われます。卵には駆除薬が効かないので、間隔をあけて投与を繰り返すことが必要です。感染力が強いため、一緒に暮らしている動物がいれば全て検査した方がよいでしょう。

予防 

衛生面に気を配りましょう。フロントラインなどの防ダニ剤も有効です。免疫が弱ければ、ダニは大繁殖しやすいため、仔犬や老犬、病弱な子の場合は特に気を使いましょう。