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ニキビダニ症(毛包虫症)

ニキビダニ症は、「アカラス」という通称でも知られ、
毛穴(毛包)にニキビダニが異常に繁殖することで発症します。

 

症状

目や口の周り、前足などの部分が特に感染しやすい部位です。症状は、以下の経過をたどって悪化していく傾向があります。初期症状は痒みもなく、2~3cmほどの大きさのツルンとしたきれいなハゲ(脱毛)ができます。やがてニキビのような膿胞がたくさんできて、皮膚がただれます。そのまま放置した場合、頭から首、前足から肩や胴にまで脱毛が拡がることもあります。

患部を掻きむしったりすることで、ブドウ球菌や真菌による二次感染を起こし、痒みや痛みが増していきます。二次感染した所は、赤黒く腫れ、化膿してカサブタができ、フケがでます。そうなると余計に痒みが酷くなるため、最終的には全身の皮膚はかさぶたと化膿だらけになり、更に症状が悪化してしまいます。

子犬の場合、発症しても範囲が限られ、症状もが軽く、九割前後は自然治癒すると言われます。成犬、特に免疫力の落ちた老犬が発症した場合は治りにくく、少し厄介です。

原因

イヌニキビダニは、体長0.2~0.3ミリほどの大きさで、毛穴(毛包)に住みつくため、「毛包虫」とも呼ばれています。このダニは、生後間もなくの子犬が、ダニの寄生する母犬の体に寄り添い、乳を吸うなど濃密な接触によって感染すると考えられています。

感染しても、子犬の毛包の中でひっそり生息している場合には発症しません。しかし、発育状態や栄養状態が悪く、体の免疫機能がうまく働かない犬の場合このダニが異常繁殖して症状があらわれます。また遺伝的に発症しやすい犬種もあると考えられています。

成犬、特に老犬では、体力や免疫力の低下、リンパ腫や乳腺がんなどの腫瘍や糖尿病、副腎皮質機能亢進症や甲状腺機能低下症、アトピー性皮膚炎などの基礎疾患がある場合に発症しやすいようです。